エンジェルダスト2007
SFハードボイルド エンジェルダスト
それは最強の兵器だった。
それは存在を否定され続けた。
それはどう見ても『人間』だった。
あるシミュレーションゲームが開発された。
それは限りなく現実世界を模倣し、そこには無数の「仮想の人間:バーチャル・キャラクター=VC」が生きていた。開発技術者達は、そこでおこる政治、戦争、流行、あらゆる問題をフィードバックさせ、現実社会の問題解決に利用しようと考えたのである。
だがある時、その世界をコントロールする強大な意思を持つプログラムが現れる。プログラムの名は『ヴィショップ』。仮想世界において、自身で進化を遂げたセキュリティソフト『ファイヤー・ウォール』である。強力な制御機能を駆使し、仮想世界はおろか現実世界のネット網すらコントロールし始めた。
ヴィショップの暴走を食い止めるため、開発技術者達はシステムを停止、初期化するための人間を選別して仮想世界へ送りこむ。彼らはシステムエンジニアやA級の兵士であった。彼らの意識はデータ化され、クリーナーとしてハードディスクにインストールされるのである。しかし、誰もヴィショップを抹殺する事はできなかった。
人類が最後に送りこんだのが、ライトイヤーと名乗る兵士だった。並はずれた精神力を持つ兵士は荒廃するシミュレーションゲームに侵入する。そこは絶対の統制と享楽がうずまく退廃的世界だった。ヴィショップを追う中で、ライトイヤーは誰からも支配されない気ままな大道芸一味と出会う。そこには、あらゆる機能をコピーして進化した奇怪な生命体ジェイソンが見せ物として養われていた。ライトイヤーはジェイソン達から重大な情報を得る。
「ライトイヤーの他に数人のクリーナーがまだ生きている」
「ロードランナーという時空に潜む凄腕のエージェントがいる」
「ヴィショップはなぜか『エンジェルダスト』なる存在を恐れている」
ヴィショップが放つ無数の追手を振り切りながら、ライトイヤーは『エンジェルダスト』の秘密に近づいてゆく・・・。
CAST
美津乃あわ
上瀧昇一郎
藤元英樹
盛井雅司
伊藤えん魔
板橋薔薇之介
斉藤 潤
田村K-1
天野美帆
坂本ユカ
内田 誠
篠 佑子
才花菜月
他
